【スペシャル対談】コムエクスポジアム・ジャパン 中野博文氏: アジア最大のマーケティングカンファレンス アドテック東京の見どころを語る!

ad:tech(以下アドテック)は、世界のリーディング・カンパニーを対象にした世界最大クラスのマーケティング・カンファレンスです。ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、ニューデリー、シドニー、東京、大阪で開催されています。

日本国内におけるアドテックは、フランスに本社を置くコムエクスポジアム・ジャパン(以下:CXPM)によって運営されています。世界中で開催されているアドテックでも最大規模を誇るアドテック東京(今年は2015年12月1日-2日で開催)について、CXPMの中野氏を迎え、9月に開催されたアドテック関西の振り返りと合わせてお話をうかがいました。

写真①_1

コムエクスポジアム・ジャパン株式会社
ad:tech/iMedia事業責任者
中野 博文氏

写真②

GMO NIKKO 株式会社 アド論byGMO 編集長 谷本秀吉(右)
GMO NIKKO 株式会社 コミュニケーションプランニング部 部長 神谷みめい(左)

 
■アドテック関西の振り返り
◆谷本:
アドテック関西は、東京とは異なる地域色あふれる発信も多く、キーノートやセッションを通じて、独特な関西カルチャーが存在する印象を受けました。そしてカンファレンス自体、とても大盛況でしたね。特にキーノートは良かったですね。関西色もありつつ、全国のマーケティング関係者にとって、得られるものがとても大きいキーノートだったと感じました。

イベント主催側として、特にキーノートの登壇者候補の選定や、登壇を実現することは、難易度も高く、とても重要なお仕事だと思いますが、今年のアドテック関西はどのような実現背景があったのでしょうか?

◆中野:
今年のアドテック関西はマーケティング領域とクリエイティブ領域と大きく2つに領域を分けて考えていました。それぞれの領域で関西を代表するトップクラスの方の登壇を実現することがキーノートスピーカーの基準でした。

まずマーケティング領域ですが、マーケティングが経営を動かすという観点でいえば、株式会社ユー・エス・ジェイ(以下USJ)のCMOである森岡氏の登壇について振り返りたいと思います。キーノートの冒頭で、経営トップのビジョンをどうやって達成するのか、そのための戦略をつくり、実行していくのがマーケッターとしての自身の仕事。経営目標を達成するための軍師、これがCMOの役割、というお話をされました。

森岡氏はセッションの中で、広告の話は一回もしてなかったですよね。もちろん広告出稿などもお仕事の範疇に入ると思いますが、広告の話ではなく、マーケティング全体のお話をされました。日本ではCMOというと、「宣伝部長の延長線」というふうに捉えている人も多いと思います。森岡氏は、もちろん宣伝部長としての一面も持っていますが、それだけではなくて、マーケティングがマネジメントにどうコミットしていくのか、という視点から語っていただけました。アドテック関西で、日本を代表するCMOに登壇頂けたと思っています。

◆神谷:
森岡さんご自身がCMOという立場で一貫して経営者思考ですよね。

◆中野:
そうですね。だから、「CMOとは何か?」という話題になった時に「宣伝部長なのか」「事業部長なのか」、「経営者なのか」のようなテーマで議論になることは結構ありますよね。
今回の森岡氏の登壇はそこに一つの解を出せたのではないかと思っています。

◆谷本:
私もすごく感動しました。日本にはCMO不在の話ってよく出ますが、まさにCMOとはどういう存在であるかを知る上で最高のキーノートでした。
そしてマーケティングのプロの真髄の部分のお話を聞くことができたと思います。

◆中野:
そう言って頂けると嬉しいです。今回のアドテック関西で、どうしてもこの登壇を実現したい、とずっと思っていましたので、1年くらい前から登壇の話をご本人様に持ちかけており、今回の実現に至りました。

◆谷本:
そんな前からですか。カンファレンス成功のための凄い情熱ですね。

◆中野:
そしてもう一方のクリエイティブ領域ですが、関西クリエイティブといえば、その第一人者は誰だろうと考えた時に、ワトソン・クリックの山崎氏を想起しました。山崎氏は、電通関西時代から多数の実績がある方で、関西はもとより日本でもトップクラスのクリエイターであると思います。

◆谷本:
関西のクリエイティブを代表される方と言っていいですよね?

◆中野:
はい、そう思います。だからこそ山崎氏にお願いしました。
山崎氏にお願いしたことは「関西というと、おもしろCMが前面に出ちゃうけれども、関西はそれだけはない。別の魅力も伝えて欲しい」ということです。
関西特有のクリエイティブにおける切り口や、視点ってあると思っています。
そして、新しい関西のクリエイターもどんどん育ってきていると思います。
おもしろCMの代表者とも言える山崎氏に、関西人の視点をもって、もっと新しいクリエイティブを発信できる、ということを語って欲しいと思いました。

その話をご本人にした時に共感頂き、「関西のクリエイティブって、人を笑わせてやろうじゃなくて、『笑っていただく』みたいな、サービス精神が少しあると思うんです。」という話をされて、その辺をもっと登壇で詳しく話して欲しいとお願いしました。

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ライター:アド論 編集部,神谷 みめい


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