「応援し甲斐」がファン度を高める  ~ 映画「左様なら」からの考察 ~

2019/10/3

応援のレスポンスが実感できるコミュニケーション

この映画の面白いところは、映画上映後、毎日のように舞台挨拶やトークイベントを実施しているということです。監督やキャスト、スタッフが日替わりで登壇しており、ファンは彼ら彼女らの話を聞くことでまた違った視点で映画を見たくなる、つまりリピートしたくなる、という人たちが多いようです。また、そのあとサイン会も実施されているようで、ファンは今見た映画の感想を興奮冷めやらぬうちに直接キャストや監督に伝えることができます。
またTwitterで感想をつぶやくと次の日には監督や複数のキャストからいいね!やレスがつくことが多く、自分の感想がしっかり届いているんだ、という実感をファンは持つことができます。
このように、一方通行ではない応援のレスポンスが実感できるこまめなコミュニケーションが、3回4回と観に行く熱心なコアファンを確実に増やしているのです。
(いうまでもなく、この映画が繰り返し観てもまた新しい面白さを発見できる良いコンテンツであることが大前提にあるのですが。)

まとめ

今回の事例を通じて、商品・サービスに熱心なコアファンがつくためのポイントをまとめると、「応援し甲斐があること」この一言に集約されるのではないでしょうか。
「応援し甲斐がある商品・サービス」であることはもちろんなのですが、今回のケースのようにユーザ(ファン)とのコミュニケーションを工夫することでさらに強く「応援し甲斐」を感じさせることはできます。
 
余談ですが、私は主人公のクラスメイトを演じている夏目志乃さんがもどかしくも可愛くて、スクリーンに映るとついつい応援してしまいます。

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ライター:神津 洋幸


ストラテジックプランナー、リサーチャー。 Webプロモーションの戦略立案、Web広告効果の分析・オプティマイズ、各種リサーチなどを担当。前職はマーケティングリサーチ会社にて主に広告効果の調査・分析・研究業務に従事。2004年より現職。

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