TikTokの広告担当者に聞いたTikTok活用のヒント!

2019/2/1

アド論の連載企画「●●に聞いてみた」の第二弾。読者の方にとっても価値のある「生の声」を記事にするべく存在します。「広告に限らず、現在のメディアとしての考えを幅広く聞きたい」という考えのもと、人気なメディアや話題のメディアの方に現在の媒体としての考えや、これからの展望などを伺っていきます。
 
第二弾は若者に大人気のショートムービーアプリ動画メディア『TikTok』のブランドソリューション事業部 統括部長 田村氏にお話を伺いました。
 

TikTokについて

 

 
編集部:まず初めに『TikTok』とはどのようなサービスかご説明頂けますか。
 
Bytedance株式会社 ブランドソリューション事業部 統括部長 田村氏(以下田村氏)
TikTokとは一言で表すとグローバルなショートムービープラットフォームです。2017年の夏にアプリがローンチし、ユーザー数は急増しています。その中で使われ方や視聴態度も日々変化があり、動画×ソーシャルメディア×「みんなで遊ぶおもちゃ」としての立ち位置であると考えています。また、AIがプラットフォームの肝となっており、視聴ユーザーにとっても心地よい環境を提供しています。

TikTokとは手軽なショートムービプラットフォーム


 
15秒で音楽とさまざまなエフェクト効果などを掛け合せて多種多様な動画を作成し、簡単にアップロードすることが可能。視聴ユーザーには「おすすめ」としてAIでパーソナライズされた動画が表示されるため、自分の趣味や趣向などにマッチしたコンテンツを手軽に楽しむことができる。そこが他の動画プラットフォームの違いであり、ユーザーが感じる心地よさにも繋がっている。

ダンスはTikTokの中でも人気のあるジャンルの動画


 
ダンスの動画は数多くアップロードされており、日々新しい動画が生まれている。そのダンスが人気なテーマであれば真似したい・独自性を出したいという欲求をもったユーザーにより多くの動画が作成され、TikTok内での流行りとなる。その影響力は大きく、中には芸能人や芸人などがいちユーザーとしてTikTokに動画を投稿されているものもある。

日本で伸びた要因

 
編集部:日本で急激に広まり、ここまで人気になった要因は何があるのでしょうか。
 
田村氏:ビジネスとして戦略を練る中でサービス関連の分析などはしていますが、一番の要因は純粋にユーザー自身がTikTokを楽しんで頂いており、それがじわじわと自然と広がっていったことです。その背景には日本人のクリエイティビティの高さがあり、様々な使い方をどんどんユーザー自身が発見し、日々新しいコンテンツや自己表現の幅が広がっています。そこには我々も驚いています!また、YouTuberに憧れる若年層が増えている背景もあり、有名になれる・人気者になれるという希望はかならずあると思います。その一つの場としてTikTokがあるのではないでしょうか。

ユーザーの自己表現の場としてのTikTok


 
TikTokが自身のユーザーに対してアンケート調査を行った結果、TikTokを自己表現のできるコミュニケーションツールとして捉えているユーザーが65%もいる。この数値の背景には手軽に動画を撮影し投稿できるため、他の動画プラットフォームより自身で情報を発信しやすい点がある。そして、自己表現を行いたいユーザーがTikTokには多く、その例が「広告で有名になりたい」というハッシュタグをつけて投稿をしている動画をよく見かける点だ。TikTokがYouTubeなどに広告出稿する際に、クリエイティブとしてユーザーが投稿した動画を利用しているため、広告クリエイティブに自分の動画が使用されることで有名になりたいという意図から「広告で有名になりたい」というハッシュタグが生まれた要因だと考えられる。そのようにアクティブユーザーが多いこともTikTokの特徴としてあげられる。

動画のアプリランキングでは常に上位を獲得しているTikTok


 
アプリ市場データと分析ツールAppAnnieを用いて調査した結果、ビデオアプリ関連の調査ではAppstore、Google Playで共に長期的に1位を獲得しており人気の高さが伺える。(弊社調べ)

ダンスの他にどのような動画が人気か

 
編集部:ユーザーが投稿する動画には様々なものがありますがどのようなものが人気なのでしょうか。
 
田村氏:今まではダンスやメイク、ファッションなどのエンタメ要素が強かったが、最近では日常的な動画などを閲覧するような動画プラットフォームとしての利用が増えてきています。

日常的な動画コンテンツ「TikTokグルメ」

 
都内各地(吉祥寺、銀座、新大久保など)のグルメをTikTokを使用し動画を撮影し、グルメマップとしてのコンテンツを提供。日常生活に溶け込むグルメをコンテンツとしてまとめ、ユーザー自身がコンテンツを作りあげていく。インスタグラムでグルメを検索するように、TikTokでもレビュー動画を見に来るユーザーが今後増えてくるのではないか。

動画市場について

 
編集部:若者に人気な動画のプラットフォームから見る現状の動画市場をどのように捉えていますか。
 
田村氏:ユーザーの動画の消費の仕方に沿ったプラットフォームは人気があると思っています。現在、縦型動画が人気な要因もそこにあると考えています。スマートフォンでユーザーが情報を受け取るときの画面は縦であることが多いです。そのため縦型動画で情報を届けることによって自然にユーザーが情報を受け取ることができる。ユーザーがどのように態度で情報を取得しているのか、そこに合わせて届けるというのが重要なのではないでしょうか。

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ライター:石野 隼


2017年新卒入社。
現在、メディアプランナーとして従事。
広告主様にとって価値のあるメディアを提供するため、フルファネルでのメディアプラン設計などをご提案。

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