『C CHANNEL』広報に聞いてみた女性に人気の秘密と今後の展望

2018/7/6

アド論の新しい連載企画「●●に聞いてみた」連載の第一弾。読者の方にとっても価値のある「生の声」を記事にすることを目的にこの企画が始まりました。様々なトレンドが生まれるウェブ市場、その中でも人気なアプリや話題なメディアは数多く存在します。そして、トレンドをキャッチアップすることはウェブマーケティングにおいて重要なのではないか。「広告に限らず、現在のメディアとしての考えを幅広く聞きたい」という考えのもと、人気なメディアや話題のメディアの方に現在の媒体としての考えや、これからの展望などを伺っていきます。
 
第一弾は女性に人気の動画メディア「C CHANNEL」の広報担当 浜内氏にお話を伺いました。

【C CHANNELについて】

編集部:まず初めに『C CHANNEL』とはどのようなサービスかご説明頂けますか。
 
C Channel株式会社 経営企画部 広報・宣伝チーム 浜内氏(以下浜内氏)
縦型動画が特徴で女性の興味が高いテーマを「ハウツー」で発信している動画メディアです。2015年に動画メディアの先駆者としてサービスを開始しました。最初はブログを動画にしたもので、なかなかPV数が伸びなかったんです。そこで、海外の人気の動画のテイストを取り入れたところPV数が伸びていきました。それが料理の仕方などのハウツー動画でした。このハウツー動画が『C CHANNEL』の動画の特徴でもあります。女性にとって動画×ハウツーの親和性が高いということにいち早く目をつけ、料理動画での成功事例をメイク動画などにも取り入れて展開していきました。

 

編集部:『C CHANNEL』の動画は「つくりこみすぎない」ということを耳にしたことがあるのですが?
 
浜内氏:『C CHANNEL』は短尺の動画が多く、「ユーザーが隙間時間に視聴する」ということを意識して動画を制作しています。作り込んだ動画では、求めている答えを手早く知りたいというユーザーのモチベーションを無視したカタチになってしまいます。そのため答えに辿り着く前にユーザーが離脱してしまいます。なので簡潔にまとめた短尺な動画の制作というのが「つくりこみすぎない」ということです。

ハウツー×縦型×短尺でユーザーが求めているモノを簡潔に伝える


女性が気になるメイク方法などの「ハウツー」をスマートフォンでインパクトのある縦型動画の形式で配信。ほとんどの動画が短い尺で構成されており、30秒から1分半ほどで内容が簡潔にまとまったものが多い。ユーザーの「答えが早く知りたい」というモチベーションに沿った動画になっている。ビューティーや恋愛、ライフスタイルなど大きく分けて15のカテゴリーがあり、ビューティーなどはメイク・ファッション・ネイルなど更に細かいカテゴリー分けがされており、ユーザー自身が興味関心のあるジャンルの動画を簡単に見つけることができる。
 
編集部:どのようなジャンルの動画が人気ですか?
 
浜内氏:コスメレビューと恋愛の動画が人気ですね。コスメは実際に商品を使用して試すことに抵抗がある女性もいます。しかし、女性は新しいコスメには敏感に反応する方が多いのも事実です。そのため、実際の商品の色味などが動画でも伝わるように手に塗るなどの工夫を凝らした見せ方をしています。もう一つの恋愛ですが、恋愛には「誰しもに共通する部分」があると思っています。ファッションやメイクにはジャンルがありますが、恋愛は男性にも女性にも共通したジャンルのため人気のジャンルの動画となっているのだと思います。時には派手なアクションを加えたシーンなどもあり、音声がなくても「見て楽しむ」ことができるようにしています。

人気な動画のジャンルは「コスメレビュー」と「恋愛」

コスメレビュー動画やメイク動画ではメイクにおける悩みを解消するものや、季節のトレンドを取り入れたメイクの仕方など、女性の「知りたい・知りたかった」を提供する動画が多く、トレンドに敏感な女性に人気なジャンルとなっている。

恋愛動画では男性目線・女性目線からの普段のデートでのアレコレや普段の生活でのあるあるなど、バラエティーにとんだ内容が多数配信されており、時には出演者の大きいアクションが「見ても楽しめる」動画となっている。

 

編集部:動画に出演されているクリッパーという方たちはどのような方なのでしょうか?
 
浜内氏:クリッパーの特徴は動画を撮影するだけではなく、編集までの技術をしっかり持っていることです。事務所に所属している子もいれば、C Channelに所属している子もいます。中にはどこにも所属せずフリーで活躍している子もいます。動画では写真と違いその子の性格なども出るため、クリッパーの中でもその子の人柄がユーザーに共感されるものを持っている子が支持される傾向にあります。
 
編集部:人気クリッパー「ひよん」さんは、もともとは裏方の方だったのですか?
 
浜内氏:ひよんちゃんは元々アシスタントだったのですが、ある機会に動画に出演することになりました。そこから人気がでた『C CHANNEL』公式クリッパーです。そのため「現代のシンデレラガール!」と呼ばれています。C CHANNELとしては「人」を育てて、その「人」が人気になりファンをあつめる動きを取りたいと考えています。そのため、ひよんちゃんをもっと表に出していく機会を増やすという理由からYouTubeアカウントを作成し、YouTube制作チームも立ち上げました。YouTubeの「ひよんちゃんねる」を開設してから数日で3万フォロー(当時)が集まりました。

C CHANNELで活躍するクリッパーという存在


 
『C CHANNEL』はクリッパーと呼ばれるインフルエンサーが商品の紹介やハウツー動画の制作、動画への出演をしている。特に『C CHANNEL』ユーザーにとって「自分ゴト化」しやすく、お手本としやすい存在となっており、現在総勢500人以上のクリッパーがいる。中でも「ひよん」さんは公式クリッパーとしてユーザーから絶大な人気を誇り、人気な韓国コスメの紹介なども行っている。YouTubeでも積極的に活動しており、開始4ヶ月で5万人以上がアカウント登録をしている。

 
自社スタジオでの動画の制作の風景

 
編集部:『C CHANNEL』のターゲットであるF1層は、特にメディアの流行の変化が大きいと思います。そこでユーザーを繋ぎ止める、離さない工夫はなにかありますか。

C CHANNELのユーザーはF1層が半数以上の若い女性に大人気なメディア


『C CHANNEL』のユーザーは95%が女性であり、半数以上がF1層である。2015年のローンチから世界で約2,500万人のファン数を誇っている。

 
浜内氏:『C CHANNEL』のアプリのみの配信だけでなく、各SNSで『C CHANNEL』の公式アカウントを作成し、拡散させる分散型を採用しています。どのメディアでも常になんらかのカタチで『C CHANNEL』に接触している状態を作り上げるようにすることで、友達が『C CHANNEL』をフォローしているから自分もフォローするといったユーザーがいらっしゃいます。そして「C CHANNELをフォローする」ということが一種のトレンドになったりもしています。

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ライター:石野 隼


GMO NIKKO株式会社 メディアマーケティング本部メディアソリューショングループ所属。
2017年新卒入社。
現在、メディアプランナーとして従事。
広告主様にとって価値のあるメディアを提供するため、フルファネルでのメディアプラン設計などをご提案。

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