ファーストパーティークッキーについて、理解していますか?いまさら聞けないweb広告用語

ファーストパーティークッキーとは、ユーザーが訪問したウェブサイトから直接発行されているCookieのことを指します。
ITPの影響で再び注目されているファーストパーティークッキー。
サードパーティークッキーとの仕組みの違いなどを理解し、適切なターゲティングを行うことが重要です。

ファ-ストパーティークッキーとは

ファーストパーティークッキー(1st Party Cookie)とは、ユーザーが訪問しているウェブサイトのドメインから直接発行されているCookieのことを指します。
 
Cookieとはウェブブラウザでサイトを閲覧した際に作成され、そのユーザーの来訪ページや入力情報、利用環境、IPアドレスなどを記録することができる仕組みのことです。
ファーストパーティークッキーが付与されることで、ユーザーは一度入力したユーザー名やパスワードを再度入力しなくてもページにログインをすることができます。一方広告主側はユーザーの来訪情報や履歴を判別することができます。
 
そして、ファーストパーティークッキーと対比される言葉として「サードパーティークッキー」というものがあります。
この2つは一体何が違うのでしょうか?

 

ファ-ストパーティークッキーとサードパーティークッキーの違い

ファーストパーティクッキーがウェブサイトのドメインから直接発行されるCookieであるのに対し、サードパーティークッキーはそれ以外のドメインから発行されるCookieのことを指します。
 
例えば、ユーザーがあるウェブサイトを訪問した際、そこにバナー広告やユーザーがアクセスをしたサイト以外のドメインがあった場合、ユーザーにはファーストパーティークッキー(サイトから直接発行されたドメイン)とサードパーティークッキー(それ以外のサイトから発行されたドメイン)の2種類のクッキーが付与されます。
 
ファーストパーティークッキーはユーザーからブロックされることは少なく、精度の高いトラッキングが可能です。
しかしその一方で、ドメインを横断したトラッキングはできず、デバイスやブラウザをまたぐと別のユーザーと認識されてしまいます。またサイト自体の負荷の要因にもなるため、気軽に付与をすることはできません。
 
一方のサードパーティークッキーはサイト側には負荷をかけることなく付与をすることができ、サイトのドメインを横断してのトラッキングも可能です。

ファーストパーティークッキーとITPの影響

ファーストパーティークッキーという言葉を最近よく耳にするようになったのは、ITPの影響が大きいでしょう。
 
iPhoneに標準搭載されているWebブラウザSafariは、iOS11へのアップデートに伴い、サードパーティークッキーのデータが付与されて24時間が立つと、データの読み取りを制限するというTP(Intelligent Tracking Prevention)という機能が実装されるようになりました。
(Appleにより、サードパーティークッキーを付与されても即時的に削除されるITP2.0が次期iOS12に実装予定であることも発表されています。)
つまり、サードパーティークッキーによるコンバージョントラッキングやリターゲティングができなくなるということです。
 
コンバージョントラッキングについては各媒体で計測できるように仕組みの変更を行っており、主要媒体での影響は少ないものの、今まで配信ができていたサードパーティークッキーを用いたリターゲティングの配信が行えなくなるという影響が出てきています。
 
こうした背景があり、ITPの影響を受けないファーストパーティークッキーを用いたターゲティングに再び注目が集まっています。

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ライター:アド論 編集部


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