エージェンシーから見るブランドセーフティ

2018/5/22

広告主ブランドの広告運用を預かるエージェンシーが行っている主な取り組みとして、「ブラックリスト・ホワイトリスト運用」「掲載先の自動判別と広告配信の制御・ブロック」が挙げられます。

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○ブラックリスト・ホワイトリスト運用

アドネットワーク、DSPと言った運用型広告で広告配信を行う際に、前述のリスクのある掲載先に該当するドメインをブラックリストとして配信先から除外しての運用、もしくは完全に掲載先を把握した状態で配信を行うために特定の媒体のみに配信を行うホワイトリスト運用、が行われています。

ホワイトリスト運用は、掲載先が限定的になり広告枠在庫の確保が困難になるケースもありますが、ブランド毀損への関心が強い広告主や、ブランディング目的で行われる広告掲載では、こちらが望まれるケースも多いです。

 

○掲載先の自動判別と広告掲載の制御・ブロック

第三者配信(※)を活用して、アドネットワーク、DSPの掲載先がどの様なカテゴリに属するコンテンツであるかを自動で判別し、リスクのある掲載先への広告掲載を制御する技術も積極的に使われています。
 
▼主な事業者
・インテグラル・アド・サイエンス (IAS)
https://integralads.com/jp/capabilities/brand-safety/
・Momentum
http://www.m0mentum.co.jp/service/blackswan.html

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ブラックリストとなるドメインをどの様に収集するのかを考えると、いずれの手段においても、「掲載先にリスクが含まれるかを自動で判別するテクノロジー」が必要とされている状況と言えます。
 
※第三者配信についての記事:https://ad-ron.jp/?p=1495

●アフィリエイト広告とブランドセーフティ

前項では運用型広告のケースを取り上げましたが、アフィリエイト広告においても、同様にブランドセーフティが求められている状況に変わりはありません。個人を含めた不特定多数の事業者が広告を代行する可能性のあるアフィリエイトでは、掲載面の品質管理は、広告主やエージェンシー、ASP(※)が人の目で掲載先を確認することで行われています。こうした人的な品質管理には、多くの時間、コストがかかるため、掲載先を広げることをためらうケースも多く、広告主ブランドの集客や顧客獲得の機会損失となっていました。
 
こうした背景が、GMO NIKKOでのアフィリエイト広告の効果計測システム「ADMANE」において、AIを活用した「アドベリフィケーション機能」の開発経緯となりました。

「ADMANE」はASPと連携し、広告主が事前に掲載NGと設定したカテゴリ・キーワードなどに基づいて、AIが自動で不適切なコンテンツを解析・検出し、当該URLを配信先から除外します。
この判定には掲載先の画像を解析する技術も含まれており、「画像の中に含まれる誇大広告表現テキストの検出」といった、アフィリエイト広告の課題に適したものになっています。
 
▼プレスリリース
https://www.gmo-ap.jp/news/1740/
 
プレスリリースにもあります通り、アフィリエイト広告の分野でブランドセーフティーを自動で実現する「アドベリフィケーション機能」の実装は、同業界初となります。掲載先を広げる事に課題をお持ちの広告主ブランド担当者様は、ぜひ一度お問い合わせください。

 
※Affiliate Service Providerの略で、広告主と媒体を仲介し、成果報酬型広告を配信するサービスおよびその事業者のこと。

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ライター:十河 展之


GMO NIKKO株式会社デジタルマーケティング本部テクニカルコンサルティング部所属のビジネスアーキテクト。

Web制作会社数社でのデザイナー・ディレクター業務を経験後、2009年よりNIKKOへ転職。
大規模サイトから広告キャンペーンコンテンツまで、Webコンテンツのプロデュース・ディレクションを幅広く担当。
2017年よりサービス企画開発部門へ異動し、自社プロダクトブランドであるMARSシリーズを始めとする広告周辺プロダクト、ソリューションの開発を行っている。

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