【広告担当者必見】タグチェッカーツール5選
■はじめに
紙媒体や放送媒体における広告とインターネット広告を比較する際、メリットとして挙げられる点として、「ユーザー行動の計測可視化」があります。
例えば、Google Analyticsなどの計測ツールを用いれば、ユーザーの流入リファラに始まり、サイト回遊状況や離脱時間、購買行動の詳細全てをデータや数値化することが可能です。しかし、それらの情報を正確に取得するには「必要な計測タグが然るべきページに設置されている」ことが大前提となります。
「対象のページに、当初の設計とは異なるタグを貼ってしまっていた!」
「サブドメインの異なる特設ページにだけ、計測タグを貼り忘れていた…」
タグマネージャーツールの参入により、そんな設置ミスの件数は減少傾向にあるものの、人為的な失敗はどうしても発生してしまうもの。また、人によっては「タグマネージャー経由だと、ソースを見ても設置タグがわからないから不便」という意見もあるかもしれません。
今回はそんな失敗を未然に防ぐために有用な「タグチェッカー」ツールを、利用難易度別にご紹介したいと思います。
■タグマネジメント担当者が選ぶ、タグチェック専用Chrome拡張機能
【初級】
・Ghostery
チェック可能:広告ネットワーク、パブリッシャータグ、アクセス解析タグ、プラグイン各種500以上
特徴:検出可能なタグの豊富さと、直感的な使いやすさが特徴的な拡張機能。タグを確認したいサイトにアクセスするだけで、検出タグの発行元名称を一覧表示することが可能です。ここではChromeの拡張機能として紹介していますが、FireFoxなどの他ブラウザでも使用可能です。
【中級】
・タグインスペクター
チェック可能:Yahoo! タグマネージャーにて設置されているタグ
特徴:YTMを利用している場合はおすすめの機能。ダウンロード後は、Chromeの開発者ツールバーに表示されます。対象サイト内で「一致したページ情報」と「ページ読み込み時(または読み込み後)に実行されるタグ」が表示される他、「データバインディング」「イベントハンドリング」など、YTMならではの設定要素も確認することが出来ます。対象のYTMアカウントにログインした状態でのみ使用可能です。
・Google Tag Assistant
チェック可能:Google Tag Managerで設定されているGoogle製品およびDoubleClickシリーズのタグ

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ライター:横溝 由乃
津田塾大学 学芸学部 国際関係学科卒業。GMO NIKKO株式会社所属。
新卒で2012年入社以降、SEMを経てアドネットワーク・アドテクノロジー畑に飛び込む。
ディスプレイ広告運用コンサルタントとして邁進中。
2014年6月GMO NIKKO宮崎オフィスへ。地鶏が美味しい。