クリエイティブのPDCA、ちゃんとまわせていますか? ―サイクルの確立と好調バナーの横展開事例―
■クリエイティブPDCAのポイント
「広告バナーの効果が良くない」
「クリエイティブ検証したいけど分析ってどうやるの?」
「もっとバナーをいろいろ作って配信したい」
こんなお悩みを抱えている広告主様はいらっしゃいませんか?
私の所属するクリエイティブコンサルティング部(以下クリコン)では、運用型広告のバナーを大量生産、高速PDCAをまわして効果改善するミッションを持っています。
今回はクリエイティブのPDCAによるバナーの横展開、効果改善についてのご紹介です。
クリコンでは、ディスプレイ広告における『クリエイティブ オプティマイズ』を日々行っています。
『クリエイティブ』を『オプティマイズ(最適化)』するためには、クリエイティブの継続的な追加・横展開が必要です。
そのためのポイントが以下の3つです。
- 新規好調バナーの発掘
- 好調バナーの横展開
- 勝ちパターンの創出
このポイントをおさえるために、クリエイティブのPDCAが必要となってきます。
■効果的なクリエイティブを検証
「クリエイティブの分析」と「結果を元に好調バナーを横展開」⇒配信。
これを継続的に繰り返すことでディスプレイ広告の効果改善をはかります。
今回は、PDCAサイクルの、主に「Check」「Action」にフォーカスして説明させていただきます。
まず、複数のバナーを配信するために「検証ロードマップ」を作成し、検証のポイントを洗い出した上でバナーを制作します。
クリエイティブの検証方法としては
- 複数パターンの検証
- デザインは同じでキャッチコピーを複数検証
- キャッチコピーは同じでデザインを複数検証
- レイアウト/配色の検証
- ターゲット、キャンペーンの検証
など様々です。
それらを比較検証し続けていくことでクリエイティブPDCAを回し、効果改善をはかっていきます。
■バナー別配信結果
実際にバナーを複数パターン配信して検証した結果がこちらです。
3月に6本のクリエイティブを配信し、配信ボリュームを伸ばしていきます。
随時追加パターンを制作、配信していくが、9月には「ユーザーの飽き」によるクリエイティブの枯れが起こり、不調傾向になりました。
そこで、飽きを解消するために10月にさらに新しいクリエイティブを追加し配信した結果、劇的に効果が改善!
復活させることに成功しました。
CPAの高騰の予兆が見られたり、獲得数の伸び悩みを感じた際は、素早く次のクリエイティブを追加することで、クリエイティブの枯れを解消することができます。

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ライター:アド論 編集部