ATS Tokyo 2016 イベントレポート

ATS Tokyo 2016が、2016年10月20日(木)にウェスティンホテル東京にて開催されました。

ATS Tokyoは日本のプログラマティック・マーケティングおよび広告業界のトレンドをテーマに、一日かけて開催されるイベントです。今年はPMP(プライベートマーケットプレイス)やビューアビリティ、ヘッダービッディングなど、旬のテーマを織り交ぜながら、マーケターやパブリッシャーの課題と今後の展望について、様々な角度から講演やディスカッションが行われました。

本記事ではそんなATS Tokyo 2016の様子をレポートしたいと思います。

Header Bidding

今回のATS Tokyo 2016では、Header Biddingに言及するセッションが非常に多く見られました。Header Biddingは広告配信面となるウェブサイトのヘッダー部にSSP等のタグを組み込むことで、アドエクスチェンジにデータを渡す前に広告を買い付けることができるようにする技術です。メディアにとって収益改善につながるだけでなく、広告主にとっても良質な広告枠へ出稿しやすくなります。

オープニング基調講演と対談 「パブリッシャー及び広告主にとってのヘッダー入札のデータ価値」ではHeader Biddingの広告主にとってのメリットについて、
・これまで出すことができなかったインプレッションにアクセスできる
・費用対効果を最大化でき、広告効果が見合う
・SSPの階層構造などによる読み込み遅延などの問題に巻き込まれない
といったものが挙げられていました。

また、講演とパネルディスカッション「データとテクノロジーがいかにメディア取引を進化させたか」では、SSPが「買う在庫」と「買わない在庫」を分けてから入札が始まる従来の入札方式に対し、Header Biddingではインプレッションのすべてを見た上で買うか買わないか判断することができるという利点を指摘していました。

日本においてはまだこれから発展していく段階の技術ですが、注目すべきキーワードの一つだと感じられました。

ユーザーは広告をどう捉えているか

広告を出稿した際に、広告を目にしたユーザーがどのように感じるのかということは、広告主にとっての普遍的な問題だと思います。ATS Tokyo 2016はユーザー体験(ユーザーエクスペリエンス)についても様々な議論が交わされました。

講演と対談「消費者インサイトから見る、デジタル広告ソリューション需要の変革〜消費者調査レポート2016中間レポートを公開!〜」によれば、広告をクリックしないユーザーは57%、広告を不快に感じることがあるというユーザーは77%にのぼります。

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ライター:アド論 編集部


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