DMPは「既存育成ツール」なのか?

マーケティング施策を考える上で、ターゲットが新規ユーザーなのか既存ユーザーなのか、ということは最初に考える事項の一つだと思います。売上を最大化するために、自社の顧客や顧客となりうる人の中でもどこにアプローチしていくべきかということは重要です。

自社の潜在ユーザーが固定顧客へ成長していく流れとして、下記のようなファネル図がしばしば取り上げられます。この図の左側に該当する新規顧客獲得の領域と、右側に該当する既存顧客育成の領域は分けて語られることが多く、実際、企業のマーケティング部門でも新規顧客獲得と既存顧客育成で担当者が分かれているケースも多くなっています。

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ところで、アド論をご覧の皆様はDMPを導入もしくは導入検討されたことがありますでしょうか。DMPが普及し始めてしばしば経ちますが、 DMPは「既存顧客のデータを活用する」というイメージから、既存顧客育成の領域に対応するためのツールと捉えられることが多いようです。

結果として、 DMPを扱うのは既存顧客育成の領域のみとなり、新規顧客獲得には従来の広告手法が変わらず使われてきました。

しかし、既存の顧客を育てていくことにのみ注力していると新規顧客の流入が減り、全体の顧客数が減少してしまいます。せっかくDMPを使ってデータの活用を進めていても、徐々に育成する元となる顧客がいなくなってしまうという問題が発生するのです。加えてDMPの導入・運用には予算もかさむため、限られた既存顧客にのみ使っていると費用対効果が合わなくなることもあります。

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こうした問題に対応するため、既にある既存顧客のデータ、特にお得意様となった固定顧客のデータを基にして、コンバージョンにつながりやすいユーザーを推定し広告を配信することができるのがいわゆる拡張配信です

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ライター:アド論 編集部


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