LINE Ads Platformとは!?可能性と運用の最新事例を紹介
■LINE最新活用事例とLINE Ads Platform今後の展望
LINE Ads Platformが2016年6月についにリリースされました。当社ではLINE株式会社 上級執行役員 法人ビジネス担当である田端 信太郎氏にご登壇いただき、「LINE最新活用事例とLINE Ads Platform今後の展望」と題してセミナーを開催しました。
LINEはユーザーが利用しているSNSでもトップに君臨しており、アプリ内で多く活用されているのはタイムラインであることがわかりました。
LINE Ads Platformの広告配信枠としては「タイムライン」枠と「LINE NEWS」枠、加えて「Hikeのアドネットワーク」枠に分かれるので、ひとえに「LINE」とまとめるのではなくメディア特性を把握したうえでの配信が重要です。広告配信の実績としては他のインフィード系媒体よりもCPCは高騰傾向、CTRは向上傾向にあります。
これまでLINEのタイムラインは純広告での出稿が可能でしたが、多額の広告予算が必要でした。運用型広告の開始により小額予算からでも出稿が可能になったことはもちろん、「LINEが保有するオーディエンスデータを活用したターゲティング配信」や「LINE NEWSへの出稿」が可能になる点も大きな魅力となっております。
今回は、今後間違いなく日本のネイティブアド領域で大きな発展を遂げるであろう「LINE AD Platform」の特徴と最新事例を紹介させていただきます。
■LINE Ads Platformを説明する前に~LINEタイムラインに関して~
現在利用しているSNSサービス(n-1444)
(出典)株式会社ジャストシステム 「SNSの利用実態調査」より
LINEはユーザーが利用しているSNSアプリで圧倒的ナンバーワンであり、LINE様のデータによると国内利用者数は6,800万人以上。日本人口の53.6%がLINEを利用している事になります。
LINE関連アプリ・サービス利用状況(n=286)
(出典)株式会社ジャストシステム 「SNSの利用実態調査」より
その中でも「タイムライン」の利用率は高く、「スタンプショップ」に次いで2位となっています。
企業情報を、スマートフォンで収集する際のツール(n=537)
(出典)株式会社ジャストシステム 「SNSプロモーションに対する消費者動向調査」より
企業情報収集ツールとしても利用率が1位となっており、運用型広告で配信できる「タイムライン」閲覧ユーザーは積極的に企業情報を集めにきていることが推測できます。
■LINE Ads Platformの特徴
掲載面のポイントとしてFacebookやTwitterにリーチ出来ない層にもリーチが可能。該当層の男女比率は4:6 20代~40代まで幅広く利用されている事が挙げられます。
配信枠としては「タイムライン」枠と「LINE NEWS」枠、加えて「Hikeのアドネットワーク」枠に分かれるメディアですが、ひとえに「LINE」とまとめるのではなくメディア特性を把握したうえでの配信が重要と思われます。
LINEタイムラインに流れる情報としては以前友達になった「公式アカウント」「LINE@」「有名人アカウント」「友人・知人の投稿」等が挙げられますが、これらはすべて自分の身の回りの情報もしくは自分好みの情報になります。
他メディアでではFacebookやTwitter、Instagram等がこれに近しいと思われますが、LINE NEWSは大衆的な情報が集めるゼネラルメディアとなり、GunosyやSmartNews等と近い位置づけになります。
ゼネラルとパーソナライズそれぞれのメディアを開く際のユーザーインサイトまで加味した配信設計が重要になるメディアです。
■LINE Ads Platformの当社最新事例
タイムライン/LINE NEWS等それぞれ配信される枠によって効果が異なる事が想定される「LINE AD Platform」。下記に直近までテスト配信で実施した実績を紹介させていただきます。
①女性系ECクライアント様
▼案件概要
・ターゲット:20代以上女性
・KPI:商品ページ誘導
・検証期間:4日間
・ターゲティング:女性×年齢、興味関心、地域
・期間:2016年4-5月
・商材:LINE Timeline Ad
▼CPCとCTR

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ライター:藤原 雅寛
コンサルタント。獨協大学 経済学部卒業。2011年に新卒として入社し、現在はキュレーションメディアを中心としたインフィード広告領域での運用・分析・施策提案業務を担当。クライアントの課題・目標を加味した最適な運用・提案および新媒体へのチャレンジ精神を持って日々精進しています!