ユーザーと商品を自動マッチングさせる“動的リマーケティング”広告の実績事例と、実施のポイント

2015/6/5

アド論をご覧の皆さん、こんにちは。

GMO NIKKO運用型広告コンサルタントの吉田です。
初めての記事執筆となりますが、
今回は“動的リマーケティング”の実績事例と、
実施のポイントについてご紹介させていただきます。

1.動的リマーケティングとは

(1)動的リマーケティングとは
動的リマーケティングは、自社サイトに訪れたユーザーへ、
ユーザーが閲覧した商品・サービスに応じて
広告上に表示する商品・サービスが
自動で変化する広告配信手法です。

例えば、アパレルのECサイトで
「ジャケットの商品説明ページ」を見たが、購入はしなかった
ユーザーに向けて、サイトで見た「ジャケット」と、
ユーザーの行動履歴を元に、
「見ているユーザーの関心が高そうと判断された商品」
を広告で見せることができます。

ユーザーに合わせた商品・サービスを広告に表示することができるため、
通常のリマーケティングよりも
CTR(クリック率)、CVR(獲得率)が高く、
CPA(獲得単価)が安価になりやすい傾向があります。

(2)幅広い業種で活用
動的リマーケティングは、幅広い業種で活用が広がってきています。
動的リマーケティングを始めるには、フィード(商品リスト)を
作成する必要がありますが、Googleが元々用意している業種だけでも、
下記の8つの業種があります。
下記に当てはまらない業種であっても、独自のフィードを作成することが可能です。

SnapCrab_NoName_2015-5-25_10-26-55_No-00

 

 

 

 

 

 

参照:https://support.google.com/adwords/answer/6086799?hl=ja&ref_topic=6077046

(3)特に導入をおすすめする広告主・サービス
特に商品やサービス数が多く、ページ数が
膨大なサービを持つ広告主様におすすめの配信手法です。
ユーザーが閲覧したページに基づいて、最適な商品・サービスを見せて、
その商品やサービスのページに直接呼びこむことができるようになります。

2.ECサイトでの実績事例

弊社で実施したECサイトの効果実績です。
SnapCrab_NoName_2015-5-22_17-21-31_No-00
CTR(クリック率)・CVR(獲得率)共に、
通常のリマーケティングの実績に比べて、
3倍ほど高い実績が上がっています。
ROASも通常のリマーケティングに比べて、
2倍~3倍ほど高い実績が上がっている状況です。
※ターゲットを絞っているため、広告の表示回数も、
動的リマーケティングのほうが少ないです

3.動的リマーケティング実施のポイントと注意点

(1)導入には時間がかかるので、あらかじめ注意が必要
動的リマーケティングは、準備開始から実際の配信までに、
1~2カ月ほどかかります。
余裕をもったスケジュール設計が重要です。

(2)入札は、CVオプティマイザーによる運用がおすすめ
動的リマーケティングでは、CVオプティマイザー(自動入札機能)の
導入がおすすめです。
CVオプティマイザーは、ユーザーの行動履歴を分析するため、
ユーザーの行動履歴を元に表示する広告上の商品を変える
動的リマーケティングとの相性が非常に良い機能です。
ただ、ある程度CVが貯まらないとアルゴリズムが上手く働きません。
1キャンペーンあたり15件ほどCVが貯まるまでは、拡張CPCを導入し、
CVが15件以上溜まったあとは、
CVオプティマイザーの導入する流れがおすすめです。

(3)開始から1カ月ほどは、効果の様子を見る必要がある
前記で実績をご紹介したECサイトでも、
下記のように、週を追うごとにROASが上がってきました。

SnapCrab_NoName_2015-5-22_17-23-53_No-00

 

CVオプティマイザーを導入した後も、一時的にROASが下がりましたが、
2週間ほど経って、ROASが再び向上しています。
配信エンジンのアルゴリズムが最適な配信を学習する期間として最低3ヵ月は見ておきたいです。

(4)新規ユーザー向けにも、動的リマーケティングの広告を露出することが可能
あまり知られていませんが、動的リマーケティングの広告(レコメンド広告)は、
まだサイトに訪れたことがないユーザーに向けても、配信することが可能です。
リマーケティングリスト(ユーザーの訪問者リスト)の代わりに
任意のキーワードを設定することで、設定キーワードに関連した配信面で、
設定キーワードに関連した商品やサービスをユーザーに
広告を配信することが可能です。

4.まとめ

今回ご紹介したGoogleの動的リマーケティング広告を始めとして、
この頃、フィード情報を元にした広告配信手法が増えてきています。
2015年5月に行われたGoogle Adwordsの新機能発表会でも、
フィード情報を元にした機能のアップデートがいくつかありました。

これからのネット広告は、フィード情報を元に
動的でユーザーに合わせて広告を変化させる
手法がますます増えてくると思います。
これを機会に、動的リマーケティングの導入を検討されてはいかがでしょうか。

photo

ライター:吉田 海斗


コンサルティング本部ストラテジック部所属。
学生時代は、パソコンを自作するなど、自他ともに認めるパソコンオタクだったが、
最先端のマーケティングを実践するネット広告の世界に魅力を感じ、GMO NIKKO株式会社に新卒で入社。

現在は、リスティング広告を中心に、運用型広告のコンサルタントとして従事。
大企業から、中堅企業まで、幅広い規模・業界の広告主の担当しており、特に教育業界に強い。

Contents

ico人気記事