世界のスマホアプリ市場比較

2014/4/16

スマホアプリ市場が、今一番盛り上がっているのはどこの国か? この疑問に応えるために、2大アプリストアであるAppStoreとGooglePlayのアプリについて、ダウンロード後の売上額、いわゆる「アプリ内課金額」を比較してみました。

※2014年2月の両ストア売上ランキングベスト400にランクインしているアプリを対象に集計

(データ元:Distimo AppIQ売上ランキングトップ400アプリの推定売上金額を合算)

 

日米2強状態のスマホアプリ市場

まずは、AppStoreとGooglePlayの合算値を比べてみましょう。

グラフ1

 

 

 

 

 

 

米国と日本の2強状態であることが一目瞭然ですね。

韓国が大きく引き離されてしまっているのは、韓国ではAppStoreがストアの主流のポジションを確立していないことが影響していると思われます。

 

次に、GooglePlayに限定して比べてみましょう。

グラフ2

 

 

 

 

 

 

Google Playに限ると、日本、米国、韓国の3強が4位以下を大きく引き離します。

ただ、1位 日本、2位 米国、3位 韓国と、3強内の序列もかなりはっきりと表れています。

 

続いてAppStore。こちらは、iPhoneとiPadに分けて集計してみました。

グラフ3

 

 

 

 

 

 

 

グラフ4

 

 

 

 

 

 

 

iPhoneは日本、米国の2強状態ですが、やはりここでも日本が米国を上回っています。また、2強には及ばないものの中国も存在感をみせ始めています。

iPadは米国の独り勝ち状態。また、わずかではありますが米国はiPadアプリの売上額がiPhoneを上回っており、タブレット市場がかなり盛り上がっていることがみてとれます。

ここまでを一旦まとめると、

・スマホアプリ市場は日本、米国の2強。但し、スマートフォンデバイスのみに限れば日本は米国を上回る。

・米国のスマホアプリ市場で成功するにはタブレットデバイス対策は欠かせない。

以上2点がポイントとなります。

 

日米で儲かるアプリのジャンルは?

それでは、スマホアプリ大国の日本、米国では、どのようなアプリが収益をあげているのでしょうか? それぞれの国のAppStore売上ランキング上位にランクインしているアプリについて、そのジャンルを調べてみました。

※2014年2月ストア売上ランキングベスト20アプリを対象に集計

(Distimo AppIQ売上ランキングトップ20アプリの推定売上金額を合算)

グラフ5

 

 

 

 

 

グラフ6

 

 

 

 

 

グラフ7

 

 

 

 

 

比べてみると、日本と米国では上位アプリの傾向に明らかな差があることがみてとれます。

日本はアクションゲーム、RPG、アドベンチャーゲームの3ジャンルでベスト20アプリ売上の8割を占めます。ちなみに1位と2位のアプリはともにRPGです。

一方、米国はiPhone、iPadともにアーケードゲームとカジノゲームの割合が比較的多めですが、その他のジャンルも多くランクインしており、バラエティに富んでいるのが特徴です。

上位がほぼゲームで占められる状況に関しては、日米ともに変わりはありません。

 

まとめ

今回の分析は上位400位のみを対象にしているためロングテールアプリまで含めると違った結果になる可能性はあるものの、少なくともスマートフォンデバイスに限れば、上位アプリの売上規模は既に日本が米国を上回っていることが推測されます。 但し、市場の特徴がかなり異なるため、日本の成功パターンが米国でもそのまま当てはまるというわけにはいかないようです。

特にタブレットデバイスについては、日本での将来性も含めてもう少し深く追求していく必要性を強く感じましたので、また次の機会に詳しく分析したいと思います。

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ライター:神津 洋幸


ストラテジックプランナー、リサーチャー。 Webプロモーションの戦略立案、Web広告効果の分析・オプティマイズ、各種リサーチなどを担当。前職はマーケティングリサーチ会社にて主に広告効果の調査・分析・研究業務に従事。2004年より現職。

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