アド論 MOVIE AWARD 2013

2014/1/14

2013年も終わり、広告に関する様々なサイトで昨年の総括を見ることが出来ます。

 

昨年が「真の動画広告元年(何回も盛り上がる言われ盛り上がらなかった年があったため)」と言われる動画広告に関してもこれは同様で、
Googleは2013年の動画広告において評価が高かった動画を世界/日本それぞれで発表しています。

 

参照(世界):http://www.google.co.jp/think/articles/youtube-leaderboard-2013.html

参照(日本):http://googlejapan.blogspot.jp/2013/12/2013-youtube-ads-leaderboard.html

 

スクリーンショット 2014-01-12 16.41.32

【スプライト】 TVCM「スプラッシュ自販機」篇 15秒 メイキング特別映像 「スプラッシュ自販機のすべて」 Sprite TVCF

※現在オフィシャル動画は非公開

 

日本のランキングで1位となっているコカ・コーラ社のスプラッシュ自販機に関してはTrueViewインストリームのみならず、エンゲージメント課金であるシングルビデオボックスやHover to play.等でも積極的な広告展開を行っていました。

 

動画広告に関しても「数を多く打つ」事でユーザーとの接触回数を増やし、サービス認知を図る事は有効な手段であると感じました。

 

今回、アド論に関しても2013年の動画広告に関して振り返りをしたいと思いますが、ただ、他サイトと同様の振り返りをしても面白みに欠けるので、以下の条件に焦点をしぼって振り返りたいと思います。

 

【対象】

2013年に配信されていたTrueViewインストリーム動画広告。

 

【評価基準】

執筆者である私の独断と偏見で「すごい!」と感じた広告に対してポイントを付与。

 

【評価内容】

TrueViewインストリーム動画広告の特徴/性質を上手く活用できていた事例/手法を評価。

 

上記を加味した、アド論における2013年動画広告TOP5をご紹介いたします。

どうぞお楽しみください。

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【第5位】

http://youtu.be/sH08PVOuu20

タイトル:Schick 無重力・ドリームシェービング Zero Gravity “DREAM SHAVING”

評価ポイント:動画自体が年齢制限を受けている上での広告配信

 

商品のキャッチコピーである「夢のような剃り心地」を無重力状態で表現した動画。無重力状態での動きは画像で表現するのには限界があり、動画素材ならではの手法であると感じました。

 

また、こちらの動画は素材自体に年齢制限がかかっているため配信対象となるユーザーは「Googleログイン状態でYouTubeを閲覧している、且つ未成年以上のユーザー」だったのではないかと想定されます。配信設定時に対象ユーザーをセグメントしたであろう入稿者の方に敬意を表して5位とさせていただきます。

 

※こちらの動画が閲覧が出来なかった方は下記のメイキング映像をどうぞ。

http://youtu.be/PifyhmZp_kM

 

【第4位】【第3位】

タイトル:Giette FUSION PROGLIDE (仮:オフィシャル動画は非公開)

 

タイトル:P&G H&S (仮:オフィシャル動画は非公開)

 

評価ポイント:広告投下量に感服

 

普段からYouTubeにログンしているユーザーにとって、こちらの2つの動画は2013年嫌でも接触した事がある動画ではないでしょうか。これら2つとも15秒間のスキップボタンがない純広告でインストリーム配信を行っており、私個人としては1日1回必ず接触をしていた広告ではないかと感じています。

 

具体的にいつ頃から配信が開始されたかは不明ですが、この記事を書くにあたって最初に思い浮かんだTrueView動画広告はこの2つでした。スプライト自販機の事例と同様、ユーザーとの接触回数の最大化による刷り込みがもたらした効果と感じました。

 

【第2位】

タイトル:Google モバイル:さがそう。「プレゼントは何が欲しい?」

評価ポイント:アノテーション専用の動画広告を素材から作成している

 

さすがGoogle先生といった印象で、現在CMで起用しているタレントさんをCM素材だけでなく動画広告素材にも出演させています。しかも単純なアノテーションではなく、ユーザーが選択したボタンによって複数の動画遷移先がある事も感心させられました。

 

アノテーションは2014年はより一層活用される手法になると思われるので、どのような活用手法が出てくるのかとても楽しみです。

 

参考:アノテーションとは

https://www.youtube.com/yt/playbook/ja/annotations.html

 

【第1位】

タイトル:DNPのちょいムズクイズ 無菌充填システム編 その1

評価ポイント:YouTube内動画マーケティング

 

一見すると何の変哲もないクイズを絡めた事業概要の紹介動画なのですが、こちらはしっかり設計立てて”動画リマーケティング”を実施していたことが評価対象となりました。

 

私が初めに接触したのは上記の「その1」動画でした。こちらの動画を30秒以上視聴後、その日中に別の動画を再生した際に下記の「その2」動画がインストリーム広告として流れ出しました。

 

タイトル:DNPのちょいムズクイズ 無菌充填システム編 その2

 

つまり、「その1」動画を視聴したユーザーには「その1動画視聴済みマーク」が付与され、「その1動画視聴済みマーク」を保持しているユーザーに対しては「その2動画」を配信する設計を行っていた事が推測されます。

 

2013年に私がYouTube内で完結している動画リマーケティングに接触できたのはこちらの訴求だけでしたが、当時「その2」動画に接触した際の私の心境は

 

「あ、さっきと同じ動画だ、スキップしよう。」

「ん?何かさっきと違うぞ。」

「その2ってことは…。ターゲティングされてるー!」

といった物でした。

 

単に広告の投下量を増やす事でユーザーとの接触回数を増やすのではなく、接触回数は少なくとも”質”を高める事に関して動画リマーケティングは非常に有効な手段と感じた事例でした。

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アド論MOVIE AWARD 2013、いかがだったでしょうか。

 

各手法とも、ユーザーに対してどうアプローチすればサービスを認知してもらえるのかを試行錯誤された上で配信された事例だったと思いますので、改めて皆様がご担当されているクライアント様の動画広告配信を見直してみるキッカケになればと思います。

 

2014年はまだまだアドテク周りも整備されるでしょうし、外資の日本市場参入等も加速してくると思われますので、今後も動画広告市場動向から目が離せません。

 

今年も様々な事例/手法を紹介していきたいと思います。

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ライター:藤原 雅寛


GMO NIKKO株式会社 コンサルティング本部 インフィードグループ所属 コンサルタント。獨協大学 経済学部卒業。2011年に新卒として入社し、現在はキュレーションメディアを中心としたインフィード広告領域での運用・分析・施策提案業務を担当。クライアントの課題・目標を加味した最適な運用・提案および新媒体へのチャレンジ精神を持って日々精進しています!

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