にわかに盛り上がってきたタグマネジメント(ワンタグ)ツール

2012/10/23

 

2012年10月に入ってからタグマネジメントツールのリリースが続いています。
改めて「タグマネジメントツールとは?」についてまとめてみたいと思います。

■「タグマネジメントツール」登場の背景

アドテクノロジー全盛となっている現在、ほとんどのサービスにおいてタグでの計測が主流となりました。
成果ページに至っては、複数のタグがひしめきあっている状況です。

そして複数のタグは、少なからずサイト表示速度にも影響します。

この状況において、主に広告出稿のターゲティング・リターゲティング計測で使用するタグを、
追加・削除するごとに発生する「タグの設置作業」が、コスト・工数両面に負担を掛け、
そしてWebサイトのユーザビリティにおいて影響を与える課題が顕在化し、改善を図る企業が増えてきました。

そこで、「タグ設置」にかかるコスト・工数を軽減し、Webマーケティングにおける
スピードを向上させるために開発されたのが「タグマネジメントツール」です。

 

■「ワンタグ」との違いは?

「タグマネジメントツール」は「ワンタグ」と表記されることもありますが、
モバイル計測などで使われている「ワンタグ」とはニュアンスが若干違う場合があります。

「タグマネジメントツール」は、管理画面にて設定されたタグを呼びだすためのタグであり、自身で計測は行いません。また、計測可能なタグ数は管理画面での設定によります。

タグマネジメントツールの仕組み

対して、「ワンタグ」は、Webページに設置されたタグ自身が計測を行い、提携している各サービスに一括で情報を送信します。

ワンタグの仕組み

一般的に、「タグマネジメントツール」は、「ワンタグ」の機能を有しますので、タグ管理を行いたい場合には「タグマネジメントツール」を選択、「ワンタグ」を利用する場合には、「タグマネジメントツールとしてのワンタグ」の意味なのか、「複数計測のみを行うためのワンタグ」の意味なのかをしっかりと精査しましょう。

 

■「タグマネジメントツール(ワンタグ)」のメリット

それぞれのタグマネジメントツールに共通するメリット3点です。
いずれもWebマーケティング活動において、大きなメリットを得られます。

①タグ管理が容易
→各種タグを「タグマネジメントツール」の管理画面上で操作可能なため
Webページへのタグ設置は1回のみで完了します。
(追加・削除などのたびにhtmlソースを変更する必要はありません)

②タグのON(有効化)/OFF(無効化)が設定可能
→タグを管理画面上で設定するため、管理画面上の操作でタグのON/OFFをすぐ設定可能です

③Web制作者、システム管理者以外がタグ設置可能
→管理画面上の操作さえできれば、マーケティング担当者や広報担当者自身がタグ設置可能です

 

■「タグマネジメントツール(ワンタグ)」で注意すべきこと

「タグマネジメントツール」のメリットは、1つのタグで全てを管理することです。
しかし、このメリットがデメリットにもなります。

というのも、万が一「タグマネジメントツール」側のサーバーがダウンして
各タグを呼びだせないというトラブルが発生した場合、全てのタグ読み込みができなくなってしまうからです。

なので、「タグマネジメントツール」を選ぶ際は、
・万が一のサーバーダウンに対してどのような回避策を設定しているのか
・サーバーダウンの可能性は?
などを考慮して選定するとよいでしょう。

サーバーダウンすると計測できない

また、簡単にタグが管理できるようになる一方、「誰でも設定できてしまう」という問題も発生します。
・誰を管理画面アクセス可能にするのか
・最終確認者を設定する
などの決めごとを作っておくことで運用ミスを防ぐことができます。

 

■「タグマネジメントツール(ワンタグ)」の選定基準

色々書いてきましたが、「じゃあ、どのタグマネジメントツールがいいの?」と悩まれる方も多いと思います。

そこで私なりに「タグマネジメントツール」の選定ポイントを記述させていただきました。
ツール選定の助けになれば幸いです。

1.設定のしやすさ
→管理画面でのタグ設定が容易か
→タグのON/OFFを設定する条件設定が多彩か

2.コスト
→有償か無償か
→有償の場合、どのような課金方式か
→有償の場合、最低どのくらい利用しなくてはいけないか

3.サーバーダウンなどのリスク回避策を用意しているか

4.提携しているサービスはあるか
→色々なサービスと提携しているほど、計測や設定が容易になる
(例:AdobeのTag Managerであれば、Adobe関連サービスのタグ設置が容易)

5.タグ管理以外の機能を持っているか
→タグ設置チェックや、タグエラーチェックなどの機能を持っているツールも存在します

 

■タグマネジメントツール一覧

タグマネジメントツールについて、メリットや選定基準を記述させていただきましたが
最後に現状リリースされているタグマネジメントツール一覧を記述させていただきます。
(弊社を経由しての導入も可能となっておりますので、ご検討の際はお問い合わせください)

<<単体導入が可能なタグマネジメントツール>>
Google Tag Manager (Google株式会社)
TAGエビス (株式会社ロックオン)
UNITAG(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社)
エコタグ(株式会社サイバー・コミュニケーションズ)

<<サービス導入が条件となっているタグマネジメントツール>>
・Adobe Tag Manager (アドビ システムズ)
Visionalist タグ連携(株式会社デジタルフォレスト) ※ワンタグ機能のみ

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ライター:アド論 編集部


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