GDR(Google Dynamic Remarketing)「独自のレイアウト」を試してみた

2018/1/26

GDR(Google Dynamic Remarketing)を利用したことはありますか?
EC業界を中心に根強い支持を得ている動的リターゲティング広告(ユーザーが見ていた商品に合わせて広告バナーを自動生成)ですが、一番のシェア・知名度を誇るのはやはりCriteoでしょう。しかしながら、Criteoは最低出稿金額が60万円、UU数が4万以上でなければ実施できません。一方でGoogleのダイナミックリマーケティングは最低出稿金額やUU数の定めはないため、少額でも実施できます。動的リターゲティング広告をはじめてみたいけれど小規模なところからはじめてみたい、使い慣れたAdwords上で管理したいという広告主様にとっては、非常に魅力的な媒体ではないでしょうか。
 

■クリエイティブ面から見るCriteoとGDRの比較

それぞれのレコメンデーションエンジンやロジック・配信面が異なるため比較はしづらいのですが、決定的に違う点のひとつにレイアウト(クリエイティブ)の種類やクオリティがあります。
Criteoで用意されているレイアウトは種類も多く、写真の縦横比を維持しつつバナーサイズに対してもっとも美しく見えるようにトリミングまたはクロッピングしてくれる機能や、文字数が多くコピーが見切れてしまう場合、フォントサイズを小さく調整することで防止する機能など、多彩なフォローで、クオリティの高いクリエイティブが生成されます。

また、レイアウトやカラーセットをエンジンが自動で最適化するため、天文学的なパターンのバナー検証を行うこともできます。

一方、下記がGDRの既存レイアウトの一例です。

もちろん、CVボタンやメインカラーを変える等カスタマイズはできますので、ある程度魅力的なバナーをつくることは可能です。ですが、Criteoと比べてしまうと、どうしても見劣りしてしまう感は否めません。
 

■そこで着目した「独自のレイアウトをアップロード」できる機能


GDRには「独自のレイアウトをアップロード」という機能があり、既存にはないレイアウトを用いて動的リターゲティング広告を配信することができます。作成方法は割愛させていただきますが、レイアウトはhtml5バナー形式で作成し、各要素がフィードと連携するようにIDの指定などを行います。
この機能を使うことで、様々な業界や商材に応じたレイアウトを用い、より魅力的なバナーをGoogleのネットワークで配信することができるのです。
 

■配信結果

実際に同一商材・同期間で導入し、Google側で用意されている既存レイアウトと独自のレイアウトの配信結果を比較したデータが下記になります。

商材と親和性の高いレイアウトを用いることで、CTRを0.1ポイント近く向上させることができました。
しかし、興味本位のクリックも増えたためか、CVRは下がってしまいました。確度の高いユーザーにより多くクリックさせるためには、まだまだ改善の余地があるといえそうです。
 

■動的リターゲティングだからこそ、レイアウトにこだわりを

多くの商材を少ないスペースで見せようとする動的リターゲティングにおいて、レイアウトは整然としてさえいればよいという考え方もあるかも知れません。しかし、動的リターゲティングの目的は検討層の刈り取り。多くの競合サービスや競合商品を比較検討している段階のユーザーにとって、ブランドが持つイメージ力が及ぼす作用はかなり大きいと言えるでしょう。
たとえばですが、フィードであらかじめ用意されている商品画像を活かしつつ、商品が切り替わる毎にちらりと見える背景に「新春」感を演出して、ユーザーの目がひくようにしても面白いかもしれません。商品情報がスライドする動的リターゲティング広告はよく見ますが、写真をパタパタとフリップさせると印象がまた少し変わってきますね。(下記画像参照)

また、ひとつの商品につき2つ以上の画像が用意できるフィード構造なのであれば、商品の「全体像」と「ディテール」をそれぞれ同じバナーの中で見せるなども、購買意欲をくすぐる効果が高そうです。
 
GDRを導入したいけれど、
「どのようなレイアウトにすればより商品が引き立つかわからない」
「独自のレイアウトをGA上でどう適用すればいいのかわからない」など
お困りの方はぜひ当社までお問い合わせいただければ幸いです。

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ライター:望月 明日香


デジタルマーケティング本部クリエイティブコンサルティング部所属。
オンライン英会話のインハウスデザイナーを経て、2016年にGMO NIKKOへ入社。
デザイン業務の他フロントエンドを中心とした開発を行い、リッチクリエイティブの事例創出などを担う。

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