プログラマティック・オーディオアドについて調べてみた。

2017/12/8
■はじめに

みなさんは普段音楽やラジオは聞いておりますか?私はラジオが好きでradikoやpodcastを多用しています。個人的な興味も相まってか、少し前からプログラマティック・オーディオアド(デジタル・オーディオアド)の話を聞く機会が非常に増えてきました。TBSラジオがPodcastを撤退し、TBSラジオクラウドを作った辺りから、プログラマティック・オーディオアドの普及に関して各所模索しているのではないかなと思います。各社どのようなリリースを出しているかを中心に、改めてまとめてみたいと思います。

■プログラマティック・オーディオアドとは

普段特に気にならないけど、オーディオアドは意外と身近な存在として体感できると思います。代表的なところではラジオやバス内広告などもオーディオアドといえるでしょう。
従来のオーディオアドの場合、コンテンツをユーザーへ提供する時に広告を付随する方式でした。雑誌や新聞広告と同様と考えるとわかりやすいかと思います。
近年スマートフォンをはじめとする携帯末端の普及や、データ通信量の増強なども相まって、ストリーミング配信形式で音声コンテンツを提供できるようになってきました。その影響もあり、コンテンツ提供側が音声コンテンツ配信時にユーザー情報を得ることができるようになりました。
そうなると、コンテンツ提供側はユーザー毎に広告をカスタマイズすることによって、広告効果を上げ収益を増やせるのではないか、というように考えたのがプログラマティック・オーディオアドとなります。

■プログラマティック・オーディオアドの特徴

広告主がプログラマティック・オーディオアドを活用するメリットはどこにあるのでしょうか。主な特徴をまとめてみました。

特徴①:音声のみ広告ならではの高い認知効果
CMなどを思い出しても商品を再起させる音と言うものが存在しております。例えばコンビニの入店音だったり、飲食店の出来上がり音だったり。特徴的な音をうまく活用することで、より高い商品再起をできると思います。

特徴②:新たな広告接触方法
今WEB広告として配信しているものは動画・静止画・ネイティブアドなど様々なフォーマットがありますが、基本的には視認されることが必要条件となっております。音声広告の場合は良くも悪くも作業しながらなどの状況が多いと思います。そのように考えると、動画広告・ディスプレイ広告と比較すると認知まで必要なフリークエンシー(広告接触頻度)は高くなるかもしれません。

■プログラマティック・オーディオアドの価値

プログラマティック・オーディオアドは、今後音声を聞くプラットフォームにおいては取り組まれていく技術だと思います。特にSpotifyは広告商品として実際の販売をスタートしており広告効果が上がっているニュースも登場しております。(「Spotify」を広告主はどう使うべきか?ビューアビリティ、アドフラウドといった広告業界の課題を解決)

それはもちろん今までオフライン広告と捉えていた屋外音声広告・ビル内の宣伝・バスの車内広告まで普及するかもしれません。(広告差替頻度等を加味するとデジタルで管理したほうが利便性が高そう…。)

また、最近話題のホームスピーカーは代表的な音声プラットフォームとなるでしょう。人によっては嫌悪感を示す可能性もありますが、日々コミュニケーションを取る中で最適化された商品の広告などがホームスピーカーからでてきたり、質問に対する答えに付随して広告を付与してきたりなど、様々なパターンが考えられます。音声主体のコミュニケーションの中での広告となると、クリエイティブ(声色・音量・BGM)等によって伝わる情報量が変わってくると思います。どのようなPDCAを回していくかにも期待です。

■まとめ

今までなんとなく聞いていたオーディオアドが個人に最適化されたらどのように感じるでしょうか。個人的に音声と感情は非常に密接につながっていると感じております。それは動画や静止画などの情報量が多いコンテンツでなく音声という限られた情報の中で想像していくことも影響しているのではないかと思っております。そんなプログラマティック・オーディオアドについて、実際の広告配信結果を今後ご紹介できればと思っております。

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ライター:平野 駿


GMO NIKKO株式会社 コンサルティング本部 ストラテジック部所属。
法政大学 国際文化学部卒業。新卒としてGMOアドパートナーズ株式会社へ入社。
SEO・SEMの営業を経て、現在はディスプレイ広告の運用、
分析、改善施策の提案などの業務に従事。

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