BIツール「Tableau」を運用型広告レポートで活用

2016/1/28

BIツールとはBusiness Intelligence toolsの略称で、企業が持つ膨大なデータを分析・加工することにより、課題の発見や意思決定に役立てるツールを指します。インターネット広告を運用していく上で、私たちは「インプレッション」「クリック」「コンバージョン」「ROAS」など、様々な指標のデータを扱うことになります。これらのデータを全て集計・加工・分析を行うためには、多くの工数と時間を要しますが、その分析工数を省き、効率的且つ効果的なアウトプットを行う手助けをしてくれるのが、今回ご紹介するBIツール「Tableau」の運用型広告の運用における活用です。

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Tableauはデータを視覚化(データビジュアライゼーション)するという点で非常に優秀なBIツールです。Tableauの持つ特徴として、主に以下の要素が挙げられます。

・ドラッグ&ドロップで直観的に扱える優れた操作性

・高速処理と確実な集計

・高度な知識や技術が不要

・多様なフォーマットと多彩なグラフ表現

 

特別な知識やスキルが無くても、上記のようなグラフが作れてしまいます。Excelでは表現しきれない様々なフォーマットや綺麗な色彩表現ができるのも、Tableauの特徴の一つです。

■BIツールの運用型広告への活用

運用型広告は、キャンペーンレポート・クリエイティブレポート・地域別レポートや実績の進捗管理…など、様々なレポートを「数字」で管理するのが今までの主流でしたが、Tableauを活用することでデータをより視覚的にアウトプットすることが可能です。活用事例を幾つか紹介します。

①進捗管理表

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デイリー進捗を、Tableauを活用して管理することもできます。コストやコンバージョン等の実績数値に加え、媒体毎に色分けされたコスト(棒グラフ)やCPA(折れ線グラフ)、デバイス毎のCOST・CV割合(円グラフ)をビジュアライズしており、図の赤枠部分のような異常値の検出にも有効です。APIを利用するとデータの自動更新も可能のため、リアルタイムで進捗状況の確認を行うことができます。

②インプレッションシェア×CPAレポート

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こちらはインプレッションシェアを縦軸、CPAを横軸、CV数をバブルの大きさで表現したキャンペーンレポートです。各キャンペーンに対してどのようなアプローチを行えばよいのかを直観的に把握・判断することができます。

③地域別実績レポート

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各都道府県毎の売上実績を、日本地図上に売上=バブルの大きさで表現したグラフですが、どのエリアでの獲得が好調なのか一目で見てとれます。また期間の切替も容易に行えるため、シーズナリティを踏まえた傾向分析も短時間で効率的に実施できます。

以上のように、Tableauを活用すればより簡単に、効率的にデータをビジュアル化することが可能となります。

■BIツールの役割

広告出稿の最終的な目的は「分析」ではなく、現状課題の抽出とそれを解決するための最適なアプローチを見出すことです。Tableauに代表されるBIツールは、データの視覚化(データビジュアライゼーション)による、ボトルネックの発見や状況把握を的確に且つ、スピードを早めることに効果的です。分析工数を省き、課題解決のためのPDCAサイクルをより高速化していく上で、運用型広告のパフォーマンスUPにも、BIツールは今後必要不可欠なものになっていくでしょう。

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ライター:伊藤 大貴


GMO NIKKO株式会社 コンサルティング本部 SEMコンサルタント。早稲田大学 政治経済学部卒業。2014年に新卒として入社し、現在はSEMを中心とした運用・分析・施策提案業務を担当。
クライアントの課題に対して最適なソリューションを提案すべく、日々奮闘しています。

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